コウバクニクジュヨウの人工栽培

中国内モンゴル自治区での活動

diary2

「おじいさんの時代には草原だった」という地域も、今は砂漠化が進み、見渡す限りの砂漠へと姿を変えてしまいました。
この地域はもともと遊牧生活を営む人々が多く、生活のために草を食べる羊を飼い、草を食べては移動するという生活を繰り返した結果、砂漠化の進行を後押ししてしまったのです。
砂漠化を進めないための禁牧政策を行っても、砂漠化はなかなか止まりません。
一度砂漠化し、水が少なくなってしまった地域に木を植えても、木はなかなか育ちません。
そこで、厳しい環境の中でも育つソウソウという木を植林し、その根にコウバクニクジュヨウを寄生させ、成長したコウバクニクジュヨウを漢方薬として出荷す るという試みを2002年から行ってきました。
ソウソウを植林することにより、放牧に変わる生活の糧となり得るコウバクニクジュヨウを育てることができま す。
現地で暮らす人々の生活を経済的に支えながら環境改善に貢献し、また、コウバクニクジュヨウの薬効により健康に悩みを抱える方々に喜んでいただく活動を、応援していきます。