身近な野草の効用と美味しい食べ方2

前回に引き続き、春から夏の身近な野草を紹介します。

スイバ(タデ科):スイバはスカンポとも呼ばれ、小学唱歌にも歌われた土手の植物であり、若い茎は食べられます。9~10月頃、根を掘り採り日干しし煎じて服用すれば、便秘の解消に効果が期待できます。また、生の根を擦りおろし水虫・たむしに塗布するのも良いと言われています。

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ノビル(ヒガンバナ(ユリ)科ネギ属):ノビルは野原に生える蒜であり、春から初夏に掘り起し、鱗茎の部分はよく水洗いして味噌をつけて食べるとおいしくいただけます。葉の部分も細かく刻めばニラやアサツキのように薬味として使うことができます。虫刺されやたむしに鱗茎をすりつぶした汁をつけるのも良いそうです。毒草のスイセンと葉が似ているので誤って摘まないように注意が必要です。

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セリ(セリ科):春の七草の一つとして古くから食用にされてきたお馴染みの植物です。春の若芽は独特の香りがあり、軽く下茹でしてお浸しや胡麻和えにするとおいしく頂けます。全草を干し、煎じて神経痛やリウマチに服用すると良いと言われています。葉が毒草のジロボウエンゴサクやキツネノボタンなどと間違えやすいので注意が必要です。ジロボウエンゴサクは薄紫色の花をつけ、キツネノボタンは葉が毛深いので見分けがつきます。また、ドクゼリも同じような場所に生えていることが多いのですが、最近はほとんど見られなくなったそうです。心配な場合は根を掘ってみるとドクゼリにはタケノコ状の根茎があることで見分けがつきます。

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この時期らしい爽やかな空気を楽しみながら、ぜひ、野草にも目を向けてみてください。