身近な野草の効用と美味しい食べ方1

新緑が美しい時期となりました。春から夏にかけて、植物は芽吹き、茂ります。こうした身近な野草からも植物の持つ力をわけてもらうことができますので、いくつかご紹介します。

タンポポ(キク科):よくご存知のタンポポですが、春の若葉は食べることができます。また開花前に根を採って干し煎じて服用すれば、胃痛や消化促進などに用いることもできるそうです。根はタンポポコーヒーとしても利用されています。タンポポコーヒーはノンカフェインのため、妊娠中などでカフェインを控えたい方にも飲まれています。

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オオバコ(オオバコ科):カエルッパなどど呼ばれ、昔から子供達が普通に遊んだ植物です。若葉は食用でき、また全草を煎じて服用すれば咳止め、去痰、消炎、利尿に効果が期待できます。特に種子は利尿の漢方処方にも配合されています。腫れ物には生の葉を火であぶり、揉んで患部に貼ると良いそうです。

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ドクダミ(ドクダミ科):白い根は茹でるとおいしく頂けます。6月の開花期に全草を採って日干し煎じて服用すれば、利尿・便通・高血圧に効果があるとされています。生の葉はおできに貼ったり、その汁を耳鼻の病気につけると良いそうです。

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ヨモギ(キク科):春先の若芽を草団子等に入れて食べるのはよくご存知の通りです。6~7月に葉を採って干し煎じて服用すれば、健胃・貧血・腹痛・下痢止めなどに良いとされています。根を採って干し、咳・喘息に服用することもあります。葉の毛はお灸の艾としても使われています。オトコヨモギという食べられない種類もありますが、こちらはほとんど毛が無いそうです。毒草のトリカブト(キンポウゲ科)と間違えないように注意が必要です。ヨモギの香りを確かめて摘みましょう。

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今の時期、植物の持つ力を知り、散策をしながら、普段見過ごしがちな植物に目を向けるのも楽しみのひとつだと思います。季節の移り変わりを植物とともに楽しみたいものですね。

次回も春から初夏の植物をご紹介します。