自然のサイクル

皆さんも理科の授業で、食物連鎖を習ったことがあると思います。生物が食べる、食べられるの関係で成り立っているというものです。

しかし、よく観察していると、生物同士はその時は感じた以上に、時に助け合い、支え合いながら微妙なバランスで繋がっているのだということを実感します。
例えば、金山来福酒の原料であるコウバクニクジュヨウは、ソウソウという潅木に寄生する植物ですが、単純に考えると、砂漠という自らが生きるのでさえ精一杯であろう厳しい環境の中でなぜ他の植物を寄生させるのか?という疑問さえ湧いてきます。
しかし、コウバクニクジュヨウが寄生したソウソウを見ていると、面白いことに気がつきます。
それは、根にコウバクニクジュヨウが寄生していることによって、栄養満点のコウバクニクジュヨウを求めてネズミが寄ってきて、根の周りの土にポコポコと穴を開けるということです。穴が開くことによって、雨が降った際、穴からソウソウの根に水が届きやすくなります。それによって、恵みの雨水を十分に取り込むことができるのです。
そうしてソウソウが育ち、また根に寄生しているコウバクニクジュヨウも育ち、それをネズミが食べにくるという循環が生まれています。
また、ソウソウの木が弱ってきた時には、コウバクニクジュヨウの栄養分がソウソウを助けるそうです。こうなってくると、寄生というより共生ですね。
砂漠で暮らすラクダにしても、ソウソウの葉を食べますが、食べることによってソウソウが無駄に伸びることが自然と抑えられ、砂漠で生きるのにちょうど良い大きさになるのです。自然に剪定されているようなものですね。
このように、植物も、動物も、自分の生を支えるのが厳しい環境の中でも絶妙なバランスで生きています。
私たち人間も、互いにバランスを保ちながら共生することが大切なのではないでしょうか。
環境問題も、支援する、支援されるという単純な図式ではなく、自ら進んで行動し持続できるような仕組みづくりを目指していきたいと考えています。
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