自分の身体と心の声に耳を傾ける

4月がスタートし、桜も満開を迎えました。満開の桜を見ると、気持ちが引き締まりますね。これは、4月に新年度を迎え、入学式や入社式が行われる日本人ならではの感覚かもしれません。

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4月は新しい生活のスタートに喜びと期待があふれる一方、生活環境や人間関係の変化にストレスを感じやすい時期でもあります。

「病は気から」という言葉の通り、心のバランスが崩れると不調も出やすくなります。

何事も「過ぎる」のはよくありませんから、ストレスを溜め過ぎる前に、自分に合った方法で上手に発散することが大切です。そのためには、日頃から自分の身体と心に意識を向けることが必要ですね。

さて、病気の治療にはさまざまな方法がありますが、よく対照的に取り上げられるのが西洋医学と東洋医学です。

そもそも、西洋医学と東洋医学は何が違うのでしょうか。

ご存知のように西洋医学では、不調を感じると病院へ行き、検査をし、検査データによって病名を明らかにし、その病名に合わせ化学的に合成された薬が処方されたり場合によっては医師による処置が行われます。つまり、「病気」に対しての治療であると言えます。

一方、東洋医学では、体格や様子などを見て、問診をし、触ったりにおいを嗅いだりして、その人の身体そのものを診察し、症状の原因と身体の問題に合わせて漢方薬を処方したり、場合によっては鍼灸などを行ったりします。つまり、バランスが崩れてしまった原因を考え「身体全体」に対して働きかける治療であると言ってもいいでしょう。ですから東洋医学では、同じ症状で悩む2人の患者さんに別の漢方薬が処方されたというケースが出てくるわけです。また薬についても「生薬」を混合したものを用いており、自然由来のものです。

世間一般的に、西洋医学は急性疾患を得意とし東洋医学は慢性疾患や体質改善を得意とすると言われるゆえんは、この病気に対する考え方の違いにあります。

西洋医学にも東洋医学にもそれぞれ得手不得手がありますので、さまざまな情報から判断し、自分に合った治療法を選んでいくのが一番だと思います。「病院に通っているけどなかなか良くならない。」などのお悩みを感じられた時には、もともと西洋医学で治療していたのであれば東洋医学、東洋医学で治療していたのであれば西洋医学、というように、各専門家の意見を聞きながら自分に合わせた治療方法を模索することも大切であると思います。また、不調を感じてからの対処ももちろん大切ですが、日頃から病気に負けないように身体を整えておくことも大切です。

昨今「セルフメデュケーション(自己健康管理)」という言葉もよく使われるようになりましたが、自分の身体と心の声に耳を傾けることは、どんな治療を行う上でも大切なのではないでしょうか。

健康への意識の高まりとともに、健康に関する情報も多く発信されております。さまざまな情報を自分に合わせて活用していきたいですね。

新年度のスタートが皆様にとって、心身ともに健やかなものでありますよう、お祈りしております。