秋の植物と健康

朝晩の空気に秋らしさを感じるようになりましたが、日中は暑くなったりまた急に涼しくなったりと体調管理が難しい時期です。

また夏の疲れと乾燥で体力が落ち風邪や呼吸器の不調を引きやすい時期でもあります。

そんな時期にオススメなのが秋の七草の一つでもある「クズ(葛)」です。
クズ3
秋の七草は山上憶良が詠んだ歌が由来とされており、「オミナエシ」「オバナ(ススキ)」「キキョウ」「ナデシコ」「フジバカマ」「クズ」「ハギ」が挙げられ、春の七草とは少し異なり、食するよりも花を観賞するためのものだったようですが、その中でも「クズ」はその根が生薬や食に用いられてきました。
クズの根は葛根(カッコン)と呼ばれ、古くから漢方で解熱、発汗、鎮痙薬としてよく知られています。
民間でもクズ(葛)の根から葛粉を作り、風邪のひき始めや肩こりには湯で溶かした葛湯を飲んだり、葛切りや葛餅などの和菓子や料理のとろみ付けなどにも用いられてきました。
現在、身の回りのクズ(葛)の根を掘り起こしてもさほど太くないので活用はできませんが、市販の本葛を購入すれば生活の中にも取り入れることができます。
秋は「食欲の秋」という言葉もあるように、収穫の時期であり食べ物もおいしい時期となりますが、食べ過ぎはやはり身体に負担をかけてしまいます。腹八分目を心がけたいものですね。
今年の中秋の名月は27日、28日にはスーパームーンが見られるそうで、お天気が良ければ大きくて丸い月を見上げることができそうです。
秋の自然と食を愛で、秋の深まりをお楽しみください。